韓国の「チョンセ」とは?
チョンセは、韓国独特の賃貸住宅制度のことです。
借り手は家賃を払う代わりに、契約時に
住宅価格の5割から8割程度のチョンセ金を
貸し手に払います。
チョンセ金は、家賃に相当する部分を差し引いた上で、契約終了時に借り手に全額返還されます。
貸し手は、受け取ったチョンセ金を資金運用して、利子などの収入を得るしくみになっています。
入居時には、日本円換算で数百万から数千万円を用立てる必要があります。しかし、特に貯金の少ない若年層には、これだけの金額を一括で捻出することは難しく、若者が都市部の住宅に住めない事態を招いています。
このことが韓国の少子化の原因の一つとも指摘されています。